安全性に直結する冷却水チューブ
エンジンの安定駆動を支える冷却水が漏れないこと。
「1本のチューブで得る信頼」を命題に
絶対的な安全性を最重要として製品開発と製造を行っています。
そのために大切なのが素材の信頼性。
冷却水の通り道となるチューブと
それをつなぐヘッダープレートには特別なこだわりがあります。
徹底した素材探求と機能性
国内大手素材メーカー製の冷却水チューブ
合金の調合から成形まで一貫生産を行う国内大手素材メーカーで開発した
自動車用ラジエーターチューブ用に特化した機能性の高いオリジナル素材を
使用。機能の異なる三層をムラなく圧着し 0.25ミリの薄さに圧延したアルミ合金です。
極薄でありながら製品の安定性と安全性を支える、頼もしい素材です。
特性を持たせた3種類のアルミニウム合金を接着させ0.25mmの板状に圧延します。
アルミ板を上下からの刃でカットします。数百メートルあるアルミ板を真っ直ぐにカットし、かつバリを全くなくすのではなく極小にとどめるには高い技術が必要です。
冷却水の漏れは車の安全性へ直結します。冷却水の通り道であるチューブは、寸分の隙間なく、水圧にも負けない強度が必要とされる、製造に高度な技術を要する素材なのです。
漏れないコアを生み出すための
超精巧な金型
チューブと並んで重要なポイントはチューブの入るヘッダープレートにあります。漏れないためには接着部に隙間をつくらないことが大切。互いに滑りやすい金属のチューブとヘッダープレートであるにもかかわらず、穴に入った接着前のチューブがプレートから容易に抜け落ちないほど高精度の穴抜きを実現するためには、精巧なプレス金型が必要不可欠。仕上げの炉中ロウ付けによりチューブの表面のロウがプレートの穴にきれいに回り込み、隙間のない接着が可能に。漏れないコアを実現しています。
ミリ単位以下の世界で職人の技術から生まれる精巧な金型から、信頼と品質につながる製品が生み出されます。
40年以上の経験が生み出す
日本の職人技
金型の制作は、抜き方の工程設計から金属加工・研磨まで、試行錯誤を繰り返し入念に少しずつ繰り返してゆく丹念な職人技。誠実に金型と向き合う姿勢が品質につながります。 金属は伸縮具合が一定ではないため毎回が経験値。計算値と実際の値を調節できるのは、40年以上の経験があってこそ。日本の職人技です。
職人技が光る金属製立体パズル。境目が見えないほどの最小限の隙間により、きしむことなく自然に沈む。
大和ラヂエーターグループでは、
創業以来日本のものづくりの姿勢と性能や品質へのこだわりをもつ
「いいもの」をつくることを大切にしています。
ものづくりで大切なことは、決められた手順で
決められたことを確実に実行すること。
素材の段階から完成品・出荷まで、全体で徹底しています。
少量多品種に対応する 技術力
熱交換器に特化した専門メーカーとしして積み重ねた経験を強みに、従業員の持つスキルを互いに連携し、お客様の個別ニーズに幅広く対応する一点物の特注品にも柔軟に対応します。
品質管理
製品の品質管理で大切にしているのは、高品質へのこだわりとお客様目線。クオリティの再現性とともに、お客様の立場でもう一歩上の工夫を目指しています。 課題発生時には関連部門全体でスピーディーに共有し、改善と再発防止に取り組みます。